アメリカ合衆国の首都であるワシントンD.C.は、日本で言えばイメージ的には永田町みたいな感じで、国会議事堂とか、裁判所とか、ホワイトハウスがあるところです。滞在期間は一日しかなかったんですが、まあ一日では短すぎるとはいえ、あまり長くいてもおもしろくはないかなぁと言う感じでした。伯母は仕事で行く用事があって、まあせっかくだから俺もブッシュのいるところを見ておくか、という事でついていくことにしました。
ニューヨーク‐ワシントン間は電車でも3時間くらいなのですが、なぜかあえて飛行機で移動。これは完全に失敗でしたね。1時間ちょいで移動できますが、空港のチェックインとか、その他もろもろの手続きを考えたら結局電車とたいして変わりません。しかも値段は高い。
ところで飛行機の話で思い出したんですが、メインからニューヨークに向かう際に使用した空港、ポートランド空港は、9・11テロの際にWTCに突っ込んだ飛行機が飛び立った空港なんですね。つまり犯人のモハメド氏がこの空港を使用したんです。搭乗口は違ったかもしれないけど、待ち時間の間、彼はどんな気持ちでこの椅子からこの景色を眺めていたのかなぁ、なんて、物思いにふけっていました。自分が飛行機に乗っている間も、もしこの飛行機がハイジャックされて、ビルに突っ込むことになったら・・と考えるとやっぱり背筋が凍る思いがしましたね。(まあ飛行機はいつも恐いんですが)
話がそれてしまいました。さて、ワシントンですが、暑い。とにかく暑かった。太陽がギンギンに照り付けているうえにコンクリートの反射、さらにわけあって重い荷物を持っていたので、汗だくになりました。そして限られた時間で、国会議事堂、ホワイトハウス、リンカーンの像、ワシントンの記念碑、スミソニアン博物館など、名所を回りまくります。ワシントンは、名所に行って、写真を撮って、「ここに行った」と言える事に意義があるようなところです。リンカーンの像の前に立って、「うんうん、フォレストガンプにでてきたなぁ」とか考えたり、国会議事堂に行って、「日本よりかっこいいなぁ」とか考えたりする所なのです。
まあスミソニアン博物館郡の歴史博物館の戦争の所を見て、真珠湾攻撃では「数千人のアメリカ人が死んだ!」っておどろおどろしく書いてあるのに、原爆投下のところでは「7万人(30万とかじゃなかった?)の日本人が死んだ・・しかしこのことで日本の降伏が・・なんたらかんたら・・」とか書いてあったり、そういう露骨なとことかをみるのも楽しかったですけどね。
そしてワシントンで一番印象に残ったのがこれでした
これはホワイトハウスの前で、アブグレイブ刑務所とか、グアンタナモ基地で行われている拷問に対するデモが行われていた写真です。
デモが盛んに行われていると言うこと事体、アメリカに来て改めて感じていたんですが、僕が最も印象に残った出来事は他のことにあります。
それは何かというと・・・
長くなったので続きはまた次回。