村上春樹の小説を、あまり読書をしないという友人に貸したら、こういわれました。
「村上春樹の小説の主人公って××君(←僕の名前)に似てるよね」
やれやれ。いったいこの僕のどこが似てるっていうんだ。
しかし決して悪い気はしない。
わ る い き は し な い のだ。
あるいはこの欺瞞と、怠惰と、少しばかりの幸福を交えたこの世界の中で
僕の方が主人公に「近づいて」いるのかもしれない
しかしそんなことってあるのかい?
「ないわ」
彼女はいかにもまずそうにコーヒーを飲みながらつぶやいた。
僕は大きめのロックグラスにアイスティーを注ぎ
ぱさぱさのパンケーキをかじる。
パンケーキだけはいつもと同じ味だった。
僕が村上春樹を読み出したのは、同じゼミのイケメンの影響です。おい、見てるならたまにはコメントしたまえ。